【声の野鳥だより】13

日本三鳴鳥の代表格/ウグイス

野鳥愛好家の國友靖彦さん撮影

 スズメ目ウグイス科で、体長14~15センチ。コマドリ、オオルリと並んで日本三鳴鳥の一つで、古くから日本人に最も親しまれている野鳥です。糸島には特に数が多いと思います。


 鳴き声は誰もが知っている「ホーホケキョ」ですが、じつはこの鳴き声で鳴いているのは3月からお盆頃まで。秋のはじめから冬、そして翌年春先まではまったく別の声で鳴いています。その声は「チャッ、チャッ、チャッ」。この鳴き声を笹鳴きと言います。


 ところで、日本人の大好きな「ホーホケキョ」ですが、この鳴き声にはずいぶんと個体差があって、上手な鳴き方から「ホーホケチョイ」などと変な鳴き方をする個体も多くいます。


 変な鳴き方をするのは、まだ鳴き方を知らない若い鳥や、鳴き方を学ぶ親鳥がそもそも下手だった、など成長の環境にも左右されるようです。


 一般に誤解が多いのはウグイスの体色で、ウグイス色やウグイス餅など日本の文化として根付いているウグイスの色がありますが、実は本当のウグイスはとても地味な体色をしています。冬期には寒い山を避け、人里に下りてきて庭先の繁みの中にいることが多いのですが、鳴き声も体色も地味なので、足元の繁みにいるウグイスに気がつかないことが多いのです。(野鳥録音家)

ウグイスの鳴き声


 (野鳥録音家・田中良介)

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この記事を書いた人

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