糸島市二丈の深江観光ホテル海の家で5月28日、地引き網&SUP(サップ)アウトドア体験(市観光協会主催)が行われ、家族連れなど53人が美しい白砂青松の広がる初夏の海岸線で、楽しい思い出づくりをした。
地引き網体験では、参加者は左右に分かれ網を引き、網にかかった魚が見えると大きな歓声を上げた。恐る恐る魚を触る子、怖がることなく魚を捕まえる子、大きなイカを保護者と一緒に運ぶ子などの姿が見られ、いくつものカゴがいっぱいになった大漁に「こんなに取れてびっくり」との声が聞かれた。イカは30匹以上取れ=写真①、子どもたちは墨を吐くイカを興味深そうに見ていた。
地引網体験の後は、SUP=写真②=や、細いベルト状のラインの上でバランスを楽しむスラックライン、火おこし体験を楽しんだ。SUPではボードの上に立とうと奮闘し、海に落ちて大笑いする親子の姿も。自然を楽しむ子どもたちの笑顔に、保護者たちは写真や動画で記録に残そうとスマートフォンを向けていた。
大野城市から参加したという小串悠人くん(10)は「初めてSUPをしました。数えられないくらい海に落ちたけど楽しかった。またやりたいです!」と声を弾ませた。
糸島市観光協会の矢野正文さんは「参加者は糸島市外の家族連れの方が多く、糸島の自然を楽しんでもらえたようでよかった」と話し、参加者たちの笑顔を見守った。
(地域特派員・柳詰紘子)