昭和の糸島#418

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福吉で釣り大会  昭和31年6月

 夏の行楽シーズンを前に、長い海岸線を持つ二丈村では、夏の催しなどの紹介をした。

 国鉄の門司鉄道管理局は、深江海水浴場の近くに、昨年に続いて7月18日から8月末までの間、臨時駅を設けることを発表した。深江海水浴場は遠浅で人気が高く、夏場は多くの海水浴客が訪れ、にぎわっている。

 この年は福吉にも海水浴場が開かれることになり、深江と福吉では、7月1日の深江川祭りに続いて同日に「海水浴場開き」をすることにした。

 深江海水浴場では7月8日に「宝さがし」、15日に「釣り大会」、22日に「潮干狩り」と「映画上映会」が開かれる。また、福吉でも「納涼大会」や「釣り大会」などを予定している。

 福吉地区では夏場以外にもいろいろな観光イベントをしていた。写真の釣りも秋ごろと思われ、福吉漁港西側の磯辺で釣りを楽しんでいるたくさんの子どもたちが写っている。手前の坊主頭の子の足をよく見ると、靴ではなく草履をはいている。顔も真剣な表情で竿先を見つめているのが分かる。

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