ママライターの『糸島で見ぃつけた!』 ―師吉で古くて新しい夏祭り―

笛を習う子ども達と実行委員(左が執行さん)

若い世代が盛り上げ

8月15日、志摩師吉で4年ぶりの夏祭りが開催される。実行委員を務めるのは、師吉行政区の役員でもある執行(しぎょう)泰宏さん(39)をはじめ有志6人。ほとんどが移住者の20代~40代で、「地域の子どもたちに思い出をつくってほしい」という執行さんの呼び掛けで集まった。


 実行委員の一人、小島俊一さん(44)も移住者。「この地域は本当に住みやすい。地域の安全や自然の豊かさなど、この住みやすさは誰かかがつくってきたはず」と地域住民のこれまでの積み重ねに触れ、「自分も参加して自治会を盛り上げたい」と夏祭りへの参加を決めた。


 過去の夏祭りに詳しい実行委員はいないが、「伝統行事を次の世代に残しつつ、楽しめるものにしたい」と、盆踊り、笛、太鼓、唄を約50人の子どもたちと共に地域の熟練者たちから教わっている。新しい試みとして、糸島二丈絆太鼓や各種サークルの出し物、多数のフードトラックの招待、花火も計画中だ。


 行政区の他の役員たちも広報などで後押しをしつつ「安全面には気を付けて。これまで関わった人にもあいさつを」と若い世代に釘をさすことも忘れない。


 これまでとは異なるやり方、規模で開催される夏祭り。祭り当日も、今後の実行委員たちからも目が離せない。

笛を習う子ども達と実行委員(左が執行さん)

ママトコラボ取材班 南 明日香

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