糸島市の結婚応援事業で「いとしま出会いサポートセンターＪＵＮＯＡＬＬ」を受託する「いとしま結婚応援団」では、今年初めから立て続けに８組と、幸せいっぱいの成婚報告が届いた。
そのうちの１組である２０代後半のカップルが３月９日入籍し、センターに報告に訪れた。昨年６月に同センターで初対面し「笑顔がかわいい」「話しやすい雰囲気だったから」とお互い印象が良く、１カ月経たないうちに真剣交際をスタートさせた。こまめなやり取りを重ねて絆を深めてきた２人は、幸せの笑顔をふりまいた。
同団の小島忠義団長は「市の広報を見て登録をしてくれ、市とうまく連携できた。市内に新居も構え、そんな２人が結婚報告に来てくれて心底うれしく、今後の活動の励みになる」と目頭を熱くした。
同センターは、事前に登録した情報を元に、条件が合う人同士をマッチングするシステムを利用し、男女の出会いをサポートする。ただ、２０１９年に設立してすぐコロナ禍に入り、対面の機会を持っても「マスクで素顔が分からないし、距離をどう取っていいか分からなかった」と、厳しい運営が続いた。
しかし、徐々に日常が戻り交流も活発化。センター長の馬場純子さんは「出会って１０か月が入籍までの平均。立ち上げからの取り組みが一気に花開いてきたのでは」とにっこり。現在も１２組のカップルが真剣交際を続ける。
いとしま結婚応援団では糸島の地域資源を生かしたユニークな婚活イベントを定期的に企画している。
