身近な海の環境を学ぶ

深江小で児童らが報告会

 総合的な学習の時間に海をテーマに学びを深めてきた糸島市二丈の深江小5年生が8日、学習の成果をまとめた報告会を行った。報告会には児童が自ら電話をかけ、お世話になったゲストティーチャーらを招待した。内容をまとめたポスターは地元のコミュニティセンターや市役所に贈呈した。

 昨年10月に、糸島ロータリークラブや環境循環をテーマに活動する「イドベタ」のメンバーと、「なぜ海を守る活動をするのか」について事前学習をし、ビーチクリーンやマダイの稚魚放流を体験した。また、深江海岸で定期的にごみ拾いをする地元住民から、流れ着くごみの種類やどこから来ているかについても話を聞き、自分たちで調べ学習をして、さらに理解を深めた。

自分たちで作ったスライドを見せながらプレゼンをする児童たち

 学習のまとめとして、クイズを交えて全校児童へ内容を紹介するグループや、ポスターを制作するグループなどに分かれて準備を進めてきた。

 それぞれのグループの発表を楽しんだゲストティーチャーらは「学んだことを自分たちの力で発信するみんなのエネルギーがすごい」「今日の発表を聞けて普段の清掃活動のご褒美をもらった気持ち」と破顔した。

 1時間ビーチクリーンをして集まった微細なプラスチックごみのマイクロプラスチックが牛乳パック1本分になったことなどを報告した中尾有里さんは「きれいだと思っていた海にマイクロプラスチックがこんなにあってびっくりした。動物が間違って食べてしまい死んでしまったりすることを知り、ごみを捨てないように1人1人が小さな努力をしていくことが大事だと思った」と感想を述べた。

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