昭和の糸島#416

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昭和バスの新路線  昭和39年4月

 利用者からの要望を受けて、路線新設や増便などを進めていた昭和バスが、昨年から県に申請していた「前原営業所―泊―元岡―博多駅」の新路線が許可され、4月21日から運行開始されることになった。

 ただ当分の間は、前原営業所―元岡までの折り返しが四本、博多駅までの便が四本程度運行される予定で、新路線のバス停は前原営業所、前原、前原小学校前、新田、泊一、泊、大塚、元岡となった。

 このほか、同バスでは1月に、一貴山線の終点をこれまでの石崎から2・6キロメートル延長して深江を終点にする路線の認可も得ている。ただ、深江は筑肥線の踏切が整備されてなく、バスが通れなかったため、終点バス停は深江駅ではなく深江中学校(現在の二丈中学校)前となった。それでも、これまでは「陸の孤島」と呼ばれていた上深江地区の住民にとっては交通の利便性が大幅に向上した。

 写真は当時の昭和バス前原営業所で、現在はホームプラザ前原店(糸島市神在一丁目)がある。手前の川は多久川、生コンクリートミキサー車が通っている道路が国道202号。

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