椛島家住宅で浮世絵展開催

 糸島市二丈田中の国登録有形文化財椛島家住宅で、江戸時代中期から明治時代にかけての浮世絵の展示会が開かれている。風格のある建築の雰囲気を感じながら喜多川歌麿や歌川広重といった有名な絵師などの版画約100点を堪能できる。

 同住宅は130年ほど前に建てられ、糸島地方での民家建築の流れをくんだ近代的な建築の好例とされる。展示会場は主屋の1、2階の書院。浮世絵は、美女や俳優、風景などを描いた版画で、ガラス越しではなく実物を直に鑑賞できる。入場者には、ハンドライトが貸し出され、明かりを当てながら顔の表情や手足、衣装などをじっくりと見ることができる。

ハンドライトで照らしながら鑑賞できる浮世絵の展示会

 家主で僧侶の椛島禅徹さんは「建物そのものが美術品ともいえ、こうした風情の中で一点一点、心ゆくまで味わってもらえたら」と話していた。

開催日  今月末(3/31)までの日曜日のみ
開館時間 10:00~15:00
入館料  500円(煎茶付き)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1917(大正6)年の創刊以来、郷土の皆様とともに歩み続ける地域に密着したニュースを発信しています。

目次