宇美八幡宮で「寿齢祭」
糸島市川付の宇美八幡宮(武内純夫宮司)で4月27日、無病息災を願う「寿齢祭」が行われた。川付、長野地区の高齢者や氏子たち約40人が参加し、晴れわたる空の下、和やかなひとときを過ごした。

神事は、神社の参道脇にある約30メートルの藤棚の下で行われた。今年は例年以上に藤の花が咲き誇り、長いもので50センチ以上もある薄紫の花房が垂れ下がっていた。
神事を行った後、直会(なおらい)が開かれ、弁当を食べたり酒を酌み交わしたりと、参加者たちは話に花を咲かせた。雅楽の演奏や表千家による抹茶の振る舞いもあり、初夏の心地良い一日を過ごした。

毎年参加しているという川上ハルヱさん(97)は「おかげさまで、皆さんと会うことで元気をいただいている。100歳を目指して、これからも長生きしていきたい」と明るい笑顔を見せた。
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