引津校区のグループ
糸島市志摩の引津校区ボランティアグループ「ほほえみ」のメンバーらが2日、芥屋行政区の芥屋公民館に集まり、地域の特産品「芥屋かぶ」を活用したおにぎり作りを行った。
代表の吉村ミサ子さん(83)が、旬を迎えた芥屋かぶの甘酢漬けを持参。ちりめんじゃこと一緒に混ぜ込んだおにぎりは、所々に柔らかなピンク色が混ざり、見た目にも華やかな一品となった。
作業を見守っていた柴田菊江さん(88)は、かつて30年間芥屋かぶを栽培してきた農家。「5畝くらい作っていたけど、葉と葉がひっつかんように『はざ引き』が忙しかった」と振り返り、「自家採種をするため、周囲で白菜や他の花が咲くと交配してしまうから、場所を考えたり、花があれば切ったりと気を配らないといけない」と当時の苦労を懐かしんだ。
同会は食生活改善推進委員だったメンバーが2010年に結成したボランティアグループ。1人暮らしの人に野菜を使った健康レシピを配布したり、地域を彩るために花の種を配ったりと活動する。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)