昭栄化学工業
糸島リサーチパーク(糸島市東)に次世代ディスプレー技術の核心的素材として注目される発光材料「量子ドット」の研究開発と製造を行う工場「糸島事業所」を開設している電子材料メーカーの昭栄化学工業(本社・東京)が、糸島市に量子ドットを使用した85インチのテレビとテレビスタンドを寄贈した=写真。

量子ドットは2~10ナノメートル(ナノは100万分の1ミリ)の小さなつぶで、光を当てると発光し、粒子の大きさの違いによって緑や赤に色が変化する特性がある。省電力で美しい映像を映し出すことができ、低コストで生産できることから有機ELに代わる技術として世界から注目されている。
同社から寄贈された大型テレビには量子ドットが使用されており、市は市庁舎1階の市民ホールに設置してイベント時などに活用する予定という。
21日には市が同社を善行者として表彰。月形祐二市長は「世界に誇る技術である量子ドットを製造する工場を本市に立地いただき、新たな雇用を生み出し、経済活性化にもご貢献いただいている。この素晴らしい技術を市民の皆さまにぜひ体感していただきたい」と感謝の言葉を述べ、同社の浅田修一郎社長は「量子ドットの用途は今後、農業や医療などといった様々な応用の可能性を秘めており、糸島事業所は量子ドットを本格的に量産できる世界初の施設であると自負している。今回の寄贈を通じて、糸島が先端技術製品を生産する地域であることを知っていただければ幸い」と語った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
