泉川一帯に黄色い花
糸島市の雷山川下流の通称泉川一帯で、市の花であるハマボウが黄色い花を咲かせている=写真。
ハマボウはアオイ科フヨウ属の落葉木で、直径5~7センチほどの花を咲かせる。「県レッドデータブック2011」では、ハマボウは絶滅危惧Ⅱ類、ハマボウ群落はカテゴリーⅢ(破壊の危惧)に指定されている。
泉川のハマボウ群落は、加布羅橋から河口付近まで約1キロの両岸に、730株以上がある。県教委は2016年、「北部九州最大級」の群落であり、地元ボランティア団体「泉川はまぼうの会」が定期的に保護活動に取り組んでいることなどを理由に、県指定文化財の天然記念物(植物)とした。
市観光協会によると、今年は6月下旬に花が咲き始め、今月中旬ごろ8分咲きに。22、23日ごろまでが見ごろという。7月中の土・日・祝日のみ、同市前原の市し尿処理センターが臨時駐車場(10台程度)として開放されている。