コラムまち角– tag –
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【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
アジアから欧州にまたがる大帝国を築いたモンゴルの大軍が博多湾に攻め寄せてきた文永の役から今年で750年となる。この節目を機に、蒙古(もうこ)襲来の史跡が各地に残る福岡市西区では、西区自治協議会が地域の歴史を次世代につなげていこうと、各... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
今年のNHKの大河ドラマ「光る君へ」。戦国時代や明治維新など激動の時代の人間模様を描くイメージがある大河ドラマだが、今回は貴族による摂関政治全盛の平安中期が舞台。主人公は、源氏物語の作者の紫式部だ。ただ、みやびやかな貴族社会も、その裏... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
「電話しても一緒やから」「一つずつしかできない。現実やから仕方ないね」。西日本新聞が6日に報じた能登半島地震で家屋が押しつぶされた被災現場。家族が家の下敷きになっている男性が、諦めたように語る言葉が心に突き刺さった。男性は消防に50回... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
いきなり、新年に襲い掛かってきた大地震と津波。発生したとき、90歳近い両親が2人で暮らす山口県の実家に帰省していた。倒壊した家々、燃え広がる輪島の火災…。テレビが伝える能登半島地震の被災地の惨状に、多くの人たちの命が救われることを祈るば... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
「飛んでくるのを楽しみにしながら、朝夕、庭に出ていました。記録をつけていると99匹にもなりました」。1年前の新年号で紹介した糸島市二丈鹿家の愛蝶(あいちょう)俱楽部(くらぶ)「オーレリアン樹庵」。オーナーの長岡秀世さん(74)は昨秋、「... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
永遠のピアノ・マン、ビリー・ジョエルが来年1月下旬、16年ぶりに来日公演する。来年で75歳となるビリーが東京ドームで開く一夜だけのライブ。知人からこの話を聞いたとき、30年近く前、福岡ドーム(現ペイペイドーム)で行われたビリーのコンサ... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
忙しい日々が続く師走で毎年、その総仕上げかのように家庭や職場で待っているのが大掃除。「普段からきれいにしているから、わざわざ年末にしなくても…」。愚痴をこぼしながら雑巾を手にするが、今年は面倒くさいとの気持ちが消え、前向きに掃除ができそ... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
ウクライナ、そしてパレスチナ自治区ガザで今起きている惨状。がれきの中で泣き叫ぶ人々を伝えるニュースを見る度、ただただ、心の中で手を合わせる。悲しい世界に向け、どうにか平和になってほしいと祈ることしかできない自分がいる。ただ、その悲しみ... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
糸島の野菜は、どうしておいしいのか。それは豊かな自然に恵まれ、その養分を畑にうまく取り入れる仕組みがつくられているからだー。福岡舞鶴高放送部の生徒たちが高校生向けに、糸島の野菜が元気に育つ由来を探るビデオ作品づくりに取り組んでいる▼その... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
60歳を過ぎ、大学時代に同じゼミで学んだ同級生と飲み交わす機会が急に増えた。京都にある大学出身のため、九州で暮らす同級生は9人のうち2人のみ。遠方の同級生とはこれまで年賀状のやりとりだけだったが、再雇用で働く同級生から「出張で福岡に来... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
美味(おい)しく食べて竹林整備-。全国約120の個人・団体とつながり、竹を資源化する取り組みをしている純国産メンマプロジェクトが糸島市でサミットを催し、今週号の本紙で取り上げている。取り損ねのタケノコは価値がなく、蹴飛ばしたり、たたき... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
「今年はやるからね。ゆっくりと、曳山(やま)を楽しんでください」。唐津の知人から久しぶりの電話。コロナ禍で休んでいた唐津くんちの接待を4年ぶりに行うというお誘いだった。漆塗りの曳山が勇壮に次々と曳(ひ)かれていく通り沿い。知人の家の座敷... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
晴れ渡った秋空の下、クリスタルブルーの鮮やかな朝顔が咲き誇っているのを民家の庭先で見かけた。根が張って翌年もそこから育つ宿根の琉球朝顔だ。朝顔は夏に花を咲かせるものだと思い込んでいたが、調べてみると、琉球朝顔は霜が降りる季節まで咲き続... -
《糸島新聞連載コラム まち角》
稲穂が豊かに実るとき、かつての日本では、満開の桜の花を思い浮かべる人が多かったかもしれない。日本の稲作儀礼として「予祝(よしゅく)」という風習がある。あらかじめ、かなえたい夢が実現したことをお祝いし、将来、その通りの結果を得ようとする... -
《糸島新聞連載コラム まち角》
落ち葉が積もる季節になった。自宅前の街路を掃くたびに、思うのは「きれいにしておかないと、世間体がよくない」。気遣いばかりしている自分がいるが、ウオーキングをしている人が通りかかると「気持ちよく歩いてもらえている」と、うれしくなる▼車を走...